反応プログラミングによる位置異性体自在構築法の開拓：
含フッ素医薬品・光電変換材料創製への展開

われわれの社会は多くの役立つ分子に​支えられ日々の生活が成り立っています．このような分子を最も効率的に合成する戦略として，本学化学分野の研究シーズである『反応プログラミング』を取り上げ，生物学・材料学といった異分野融合によりオリジナル機能分子の創出まで実現することを目指します．

​具体的に，本プロジェクトでは (1) ”選択性チューニング” が可能なオリジナル反応（芳香環形成反応など）の開発，(2) 医薬品やデバイスに利用できる機能性含窒素・フッ素化合物の精密合成へ応用，(3) オリジナル高機能分子の創出というプロセスで研究を展開し，社会で役立つ分子として提供することを目指します．